寺宝 一字金輪曼荼羅(富くじ曼荼羅)

天台宗 厄除け福寄せ不動明王 東京都杉並区荻窪 立教寺

「寺宝 一字金輪曼荼羅(富くじ曼荼羅)」について

 一字金輪仏頂尊を中尊とする一字金輪曼荼羅は、息災や敬愛のために修する一字金輪法の本尊像として用いられます。しかし立教寺の寺宝である一字金輪曼荼羅は、増益の法式に則った彩色が施されているところが特徴的であり、特に増益の法を修する目的で描かれたと考えられます。

 軸表層の一文字にある紋章から、天皇家または徳川家等の時の権力者が天下泰平を祈願していたものとも推測されます。

 またこの寺宝曼荼羅は、「拝んで富くじが当たった」との言い伝えにより、「富くじ曼荼羅」といわれます。富くじ曼荼羅にあやかり、金運上昇を祈り「金財利徳符」をお授けしています。

 現在は東京国立博物館に預け、調査研究がなされています。※

※ 「金泥や截金を用いて立体的に表現し、線も美しく丁寧に描いている。中尊の一字金輪は水墨画の技法を取り入れた珍しい技法で、天蓋の瓔珞も巧みに描かれている。高い技量の熟練した絵師によって描かれた優れた作品である。(東京国立博物館 学芸研究部調査研究課絵画・彫刻室 室長 沖松健次郎氏)」

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